近頃、新聞や雑誌、Webなどでよく見かける「FinTech」とは何か、ご存知でしょうか?
「FinTech」とは、Finance(金融)とTechnology(情報技術)からなる造語です。IT技術を利用した金融商品や金融サービスの中でも、革命的なあるいは破壊的な潮流のことを指します。
「FinTech」により期待されることは、一部の人だけに利用されていた金融サービスが、ITを利用することにより、低価格化が進み、普通の人でも利用できるようになることです。(金融の民主化と言います)
あるいは、あれば便利と思われるニッチなサービスがどんどん誕生し、より便利なお金の使い方や向き合い方ができるようになることです。
既に日本でも利用できるサービスがありますので、いくつかご紹介いたします。
アカウントアグリケーション
マネーフォワードやMoneytreeに代表されるオンライン家計簿サービスです。複数の銀行口座や証券口座、クレジットカード口座を登録することで、1つのサイトでお金の流れを管理できるものです。
ロボアドバイザー
Wealth NaviやTHEOに代表されるAIを利用した資産運用サービスです。かつては裕福層向けの資産運用を低コスト、かつ少額から可能にするサービスです。
クレジットカード決済
クレジットカード決済には、従来は据え置き型の専用の端末が必要でした。端末の使用料やクレジット決済手数料が高く、個人商店などでは、クレジットカード決済の導入に二の足を踏んでいました。
そのため、楽天ペイやSquareに代表されるような、格安の小型端末をスマートフォンに接続し、安価な手数料でクレジットカード決済できる仕組みが広がりつつあります。
クラウドファインディングや少額投資などいろいろありますが、各種のWebメディアでも見ていただいて、「FinTech」の可能性を感じていただけたら幸いです。
(参考) Fintech Media https://fintech-media.com/
また、気に入ったサービスがあれば、 使ってみてはいかがでしょうか。
(なお、この記事は特定の金融商品・金融サービスを推奨し、勧誘するものではありません)
■ コンピュータ・ユニオン ソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2018年7月 No.369 より