IT技術者をはじめとして、デスクワークをしている人は腰痛持ちが多いのではないでしょうか。
私も同様ですし、最近は特にひどかったのでそのあたりの経過と現在の様子をお伝えして腰痛に苦しむ皆さんと情報共有ができたらと思いました。
2020年11月、自宅で掃除機をかけていた時、急に腰が痛くなり、2,3日我慢していましたが耐えられず、近所の整形外科に行きました。問診、赤外線治療の他、コルセットを出してもらいました。日々の運動も大切と思い、トレーニング用パンフももらってきて、毎日実践していました。
しかし、2021年の5月には、その体操のやり方がまずかったせいか、背骨の近くに痛みが走りました。腰に鈍痛もあったので、今度は行きつけの診療所で背中の痛み止めの注射を打ってもらいました。でも、それほど効果はありませんでした。腰の鈍痛向けにもらった2週間分の湿布薬もあっという間に使い切りましたが、腰の鈍痛は収まらないばかりか、洗面所で顔を洗う時には腰がゴキッと鳴って、痛みがひどくなってきました。
どうしたものかと思っていたところ、妻が「一生動ける体づくりスロトレ」という石井直方東大教授の記事(東京新聞折り込み情報紙「暮らすめいと2021年7月号」)を見つけてきてくれたので、早速実践してみました。(スロトレはスロートレーニングの略)
内容は腹筋、スクワット、腕立て伏せなど一般的な体操ですが、1クール5回から10回やればよいので、
れほど苦痛ではありません。腰痛対策では、「両足をそろえてひざを立て、仰向けになり、腕は胸の前で交差する。」その状態で、「息を吐きながら上体をゆっくり起こし、息を吸いながらゆっくりと状態を戻す。」と記しています。これを5回から10回繰り返すのです。やり始めの時期は夏という事もありジットリと汗ばんできました。これは効果があると確信し、毎日継続しています。(最近は汗ばむことはなくなりましたが。)
このところ、洗面台の前で腰をかがめてもゴキッとは鳴らなくなり、痛みもだいぶ和らぎました。もう少し継続したら完全に痛みもとれるだろうと期待しつつトレーニングを継続しています。
■ コンピュータ・ユニオン ソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2022年2月 No.412 より