著:濱口 桂一郎
岩波書店
書名で検索すると、目次、内容、著者略歴が見つかるので、そちらもご覧頂きたい。
目次に沿って見ていくと…
はじめに では、
~確かに日本的なメンバーシップ型と対になるジョブ型という言葉を作ったのは私自身です。~おかしなジョブ型論ばかりが世間にはびこっている~。きちんとまとまった形で本当のジョブ型論を世の中に示さなければならない~
とある。
本文では、間違った理解の例として、有名経済新聞の記事などが紹介されている。
また
生活給、成果主義、同一労働同一賃金、家族手当、児童手当、過労死、女性活躍、障害者雇用、外国人労働者、企業別組合、従業員代表制 などについて指摘がある。
おわりに では、
~素材となった諸論文は原則として(著者の)ホームペー ジに収録して~
~労働関係では最も中身の濃いブログの一つだと自負 ~ とある。
著者のブログを見ると、書評への感想が載っている。書 評への感想は珍しいのではないかと思う。
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紙媒体の利点、記事を書く意味、書く時の立ち位置など、 迷っている間に、本を買ってから一年…
■ コンピュータ・ユニオン ソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2023年4月 No.426