コンピュータ・ユニオン

データベースのおすすめの本とは何か、とよく言われるので考えてみました。

１冊の本で賄えるという本は、まず存在しない(あったら逆に教えていただきたい)ので、いろいろな角度から紹介します。 (下記の☆の本は一押しです)

個人的には、あまり難しい本はお勧めしないことにしています。

☆現場で使えるSQL 第2版

古い本ですが、わかりやすさでは1番ではないかと思います。超初心者の教育から応用情報受験まで対応可能です。ただし、複雑なクエリの書き方を見たいとか、最新の SQLの機能拡張には対応しておりませんので、別途参考書を探すことになります。趣味で読むなら、以下の本でしょうか。

・SQLアンチパターン

・達人に学ぶSQL徹底指南書第2版

・SQLパズル第2版

データベースの論理設計の分野は正解がない世界なので、次のような本を小説のように読むのがいいかと考えます。

・実践的データモデリング入門

・グラス片手にデータベース設計

テーブル設計については、少し難しいですが、この本で十分かと考えます。

☆達人に学ぶDB設計徹底指南書

最近この関係の本がめっきり減りました。特にOracle関連。洋書ならいくらでも出版されているのですがね… 製品を使うならサポート契約を結んでね、というスタンスなのでしょうか。この分野のお勧めは特にありません。

☆リレーショナルデータベース入門―データモデル・ SQL・管理システム・NoSQL

データベース理論の本としては、この本一択です。大学の教科書なのですこし難しいかな？

と、ここまで書きましたが、参考になったでしょうか？

■ コンピュータ・ユニオンソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2023年4月 No.426