唐突ですが、私は歴史系が好きです。
若い頃は時代小説等よく読んでいました。
今は韓国時代劇を観たりするのが好きだったりします(と言っても実際に観たの は『朱蒙』『太王四神記』『大祚榮』の三作だけですが…)。
この三作を観ていた時に歴史系の書籍が一冊ずつ増えました。
『朱蒙』を観ていた時は『古代朝鮮』 (東北大学名誉教授・井上秀雄:著/講談社学術文庫:刊)というのを購入しましたし、『太王四神記』を観ていた時は『五胡十六国』(早稲田大学付属高校教諭・三崎良章/東方書店:刊)というのを購入しました。
理由は『太王四神記』の主人公・高句麗広開土王の活動した時代は中国では五胡十六国という時代だったからです。
『大祚榮』を観ていた時は『渤海国とは何か』(金沢大学教授・古畑徹/吉川弘文館)というのを購入しました。
主人公の大祚榮は渤海という国を創業した人物だからです。
話は変わりますが、私はしばしばゴールデン街で飲むのですが、あるお店の常連さんに古代中国史の専門家がおりまして、その方に「『大祚榮』を観て『渤海国とは何か』という書籍を読んでいる」と言ったら、「渤海に関する書籍を読んだのなら最近出版された『唐』(関西大学教授・森部豊/中央公論新社:刊)という書籍を読んでみたらいい」と進められて、早速『唐』を購入して読みました。
この書籍はその題名の通り、唐王朝について判り易く書かれています。
この書籍の特徴は、今まで漢民族(という単一民族は実際には存在はしないのですが、便宜上そうしておきます)のみの視点で中国史が見られていたのに対し、中央ユーラシアからの視点も入れて書かれている所で、「ソグド人」の活動が結構記されていたりします。
私は、余暇はこんな感じの本を読んでいます。
■ コンピュータ・ユニオン ソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2023年8月 No.430 より