11/12~13、神奈川県三浦市で開催された「労供労組協2017秋の学習会」に参加してきました。労供労組協に加盟する組合がそれぞれの状況を報告し共有し、講師を迎えて労供の課題や可能性を探る機会になっています。
今年は講師に足立区でゴミ処理業務をされている秋腰光信氏をお招きして「公務労働における労供事業の可能性」と題してお話しいただきました。
公共事業では公務員削減の流れのなかで、役所の窓口、ゴミ収集、図書館司書などあらゆる業務が民間委託や臨時職員に置き換わっていることは周知のことと思います。そんななかで労供を模索する人々がいます。
足立区の清掃事業では、職員の高齢化が進んでおり退職者補充は減る一方、清掃車を所有する雇上(ようじょう)会社との収集作業員付車両契約が増加。その契約単価も下がっているとのこと。公務ならではの手続きの煩雑さや出来上がっている堅い仕組みに、なかなかハードルが高いなぁと思ってしまいました。
どちらも労供に希望を持っておられるので役に立てたらと思いますが、今回何か決まったとか方向性が見えたということはありませんでした。
関西の日雇いをやっている組合からは、労供を名乗る悪徳業者が報道されたのを機会に、職安がこれまで認めてきた労供の役割を蔑ろにしている。抗議しても上からの方針だと聞く耳を持たない。労供そのものを潰そうとしているのではないか。との報告がありました。横山さんたちと厚労省で作った「労働者供給について守るべき指針」という文書に強い反発があり、東京の本部と地方の認識のずれに驚きました。
帰りに介護職の女性と三浦三崎の産直店うらりで買物したり海岸をドライブしたりと、楽しい半休を過ごしました。
■ コンピュータ・ユニオン ソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2017年12月 No.362 より