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見えないチームとの距離感

新米リーダーの手探りとEmacsの独り言

今年の4月から、私はチームのリーダーを任されることになりました。といっても、いわゆる管理職らしい仕事を本格的にしているわけではなく、まだ試行錯誤の真っ最中です。「リーダーって何をする人なんだろう」と自問しながら、日々の業務をこなしています。

チームメンバーに業務をお願いしたり、軽く相談を受けたりすることはありますが、それ以上に難しく感じるのが、”言葉をどう選ぶか”ということです。特に、リモートワークが中心のいま、ちょっとした声かけの重みが増している気がします。顔を合わせていれば何でもない一言も、 Microsoft Teams のチャットになると、急に冷たく感じたり、逆に妙に丁寧すぎてよそよそしくなったりする。そんな微妙な感触に、いまだに慣れません。

たとえば「これ、明日までにお願いできますか?」という一文も、状況によっては命令のように響いてしまうかもしれない。あるいは、相手の調子が良くない日に送ったら、余計にプレッシャーを与えてしまうかもしれない。そんなふうに考え出すと、なかなか送信ボタンが押せなくなってしまうのです。
そういうとき、私は Emacs を開きます。もともと趣味や作業メモ用に使っていたツールですが、最近では「言葉を整えるための場所」にもなっています。Teams にそのまま書かず、一度 Emacs の scratch バッファに打ち込んでみる。それだけで少し冷静になれたり、「ちょっと強すぎるかな」と見直せたりすることがあるのです。

もちろん、そんなことで完璧な言い回しが見つかるわけではありません。でも、「言葉を送る前に、一呼吸おく」こと自体が、私にとっては大事な習慣になりつつあります。 Emacs で文章を打ち込んで、時にはそのまま消して、また書き直して。そういう地味な作業が、相手との距離を少しだけ縮めてくれるような気がします。

リーダーとしてまだまだ未熟な私にできることは限られています。でも、自分の言葉と向き合う時間を持つこと、相手への思いやりを言葉に込めようとすること。それくらいなら、私にもできそうです。

「見えないチーム」と「見えない感情」のあいだで迷う毎日ですが、 Emacs というちょっと無口な相棒に助けられながら、私は今日も手探りを続けています。

■ コンピュータ・ユニオン ソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2025年8月 No.454 より


投稿日

2025年8月22日

カテゴリー:

ブログ
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