著:猪木武徳
中央公論新社
書名で検索すると、目次、内容、著者略歴が見つかるので、そちらもご覧頂きたい。
はじめに では、
~これから、経済社会について学ぼうとする~~人々が、時に「健全な懐疑」の目で自分たちが接する加工された情報を見直すよすがとなれば~、
とある。
本文には、
~自由貿易論がイギリス以外の世界に広く行き渡るようになったのは~~レーガン政権下の貿易障壁を高める政策は米国の基幹産業の再生にはつながらず、~
~日本特殊論、終身雇用、江戸時代、明治以降~
~QWERTY(配列)がどのような経緯で今の形に~
~ベータマックスがVHSに敗れた原因の一つとして~
などなど が書かれている。
あとがき に、
~(学校を)~離れてしまうと自宅のすぐ近くに母校の立派な~付属図書館があっても部外者はそれほど自由に利用できない~、その不便を~カバーしてくれた~、とある。私の母校の図書館はショボかった。でも、あの本…。
巻末に参考文献があり、章ごとにまとめられている。書名(和訳がある場合には原著の題名も)、発行元、出版年があり、分かり易い。(日本語だってまともに…^^;)
本書は「Web中公新書」連載に加筆・修正~、との事。
政商や御用学者と呼ばれる経世済民のセンセーの中には、自身の構築モデルでは現実を説明できない状態を、“市場がおかしい”と表現する人がいるようだ。自然科学系ならありえない。市場から退場してもらうために…新書を手にオベンキョー継続。 結果が早く欲しい
■ コンピュータ・ユニオン ソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2023年6月 No.428 より