第89回中央メーデー

「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は私たちの好きなことのために」……メーデーの起源とされる1886年のアメリカの統一ストライキでは、これが目標として掲げられたそうです。それから1世紀以上経ちましたが、私たちはまだ残業しています。 今年のメーデーは快晴で、歩いていると暑いくらいでした。代々木公園の会場に入る手前には東京土建一般労働組合の各支部のトラックが並んでいて、それぞれ大きなデコレーションを載せています。 私たち電算労はMIC(マスコミ文化情報労組会議)の加盟組織等とともに代々木公園の中央メーデーの集会と新宿までのパレードに参加し、その後、親睦会をしました。明治通りでは私たちの写真を撮る人も目につきました。 5月1日のメーデーは全国では307カ所で開催されたそうです。都内では、この代々木公園の他、多摩地区(会場立川)、全労協などが主催する日比谷野音が主な会場になります。連合は参加者を集めやすい4月28日に代々木公園で実施していたのですが、いろいろあって政党の代表を呼ぶことができず、会場の真ん中の舞台ではそのいろいろなことの主役の都知事が目立っていたようです。 戦前の日本では二・二六事件で戒厳令が敷かれた後の10年間、メーデーが禁止されました。来年は天皇の即位日とぶつかりますが、平和と民主主義を守ってまた同じところでお会いしましょう。 ピュータ・ユニオン ソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2018年6月 No.368 より ...
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太陽光発電のメリット・デメリット

今回のネタは、太陽光発電について。 太陽光発電には、小規模数十kW、中規模 ~数百キロW、大規模(メガソーラー) 数メガW~、超大型(ギガソーラー)とあります。日本にはまだギガソーラーはありません。 原発と比較した場合、福島第一原発は6基で469.6万kW(4.7GW) 24H運転に対して、太陽光は4km四方くらいで400MW 8H~12Hくらいと、全く比較にならないです。 太陽光発電の最大のメリットは、安全性です。壊れても燃えて停電しますが、メルトダウンなんてしません。交換すれば元通りです。 デメリットは、見た目のコストの悪さでしょうか。土地の面積に比する発電量は低いです。日射量の不安定さを解消するための方策(蓄電池システム、水素作って貯蓄、揚水発電に使用するなど)にコストがかかります。原発や火力発電にくらべるとコストが高く見えます。 しかし本当に原発や火力発電のコストは安いのでしょうか。原発は、日本人にとって嫌悪感があります。この嫌悪感を経済性という言い訳で抑え込まれている抑圧感はそうとうなストレスになっていると感じます。 また、福島第一原発で気付かされた、事故による恐怖感・不安感。非正確かもしれない情報(絶対に事故は発生しない、や、絶対に地震は起きない)による不信感。 これらに加えて様々な感情論が加わって、反対の声をあげているエネルギーに、目に見えない多大なコストを払っている気がします。 いきなり原発ゼロなどは難しいと思います。しかし、低リスクで新たな産業を生み出す可能性のあるエネルギーに切り替えて、大多数の人が納得し、身の丈にあったやり方に変えたほうが、明るい将来につながるのではないかと思います。実はすでに日本はこの分野の後進国になってしまいました。 私事ですが、ささやかながら太陽光発電所の監視システム構築や様々な監視装置の仕事もやっています。 いま業界大盛況のIoTど真ん中の仕事ですが、中小企業でも、技術さえあれば身の丈に合わせて参入できる分野が豊富にあります。IoTは技術的に高度なものが多く、やりがいも将来性もあります。当面、失業の心配はなさそうです。 ピュータ・ユニオン ソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2018年4月 No.366 より ...
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派遣プログラマーの貧困について

2月1日付の東洋経済オンラインのネットニュースを見ていたら、『27歳「派遣プログラマー」が貧困に苦しむ事情』という記事が出ていました。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180201-00206339-toyo-soci&p=1 専門学校卒業後、2年ほどで退職。現在は派遣社員で手取り月収10万円。札幌在住、3万5千円のシェアハウスに住んで、結婚はしたいが、相手は東京の人で上京は困難。親に仕送り位したいが、その前に借金を返さないと、首が回らない。世渡りは上手ではないが、派遣社員として誠実に働き、契約先もブラック企業ではないとのこと。「コーディング道場」という子供向けボランティア活動もされるような社会性のある若者が、なぜこんな苦しい生活を強いられるのか。鬱になるまで追い詰められて親にもそのことを打ち明けられないなんてひどすぎる。 一体何が悪いのだろうかと考えてしまいました。 この方の賃金ですが、あまりにも安すぎます。27歳な ら額面で25万円くらいは欲しい。一時金が年間4か月として年収400万円。これだけあれば、暮らしていけるだろうと思います。それに、彼の心情を理解してくれる同業の仲間はいないのだろうか。 話の出来る仲間がいるだけでも精神的には相当楽なのではないかと思います。 この記事を読んで私が感じたことは、IT業界が、日本経済を牽引する主要産業でありながら、こうした低賃金労働者のうえに成り立っているのかと思うと、なんとも情けない業界だと思いましたし、孤立した労働者が私達の周りにはすくなからずいるのではないかと考えると労働組合の役割が本当に重要だなと思います。もちろん、この問題の根本的解決には業界の重層構造を取り払うことが最優先課題だと思います。 改めて、労供事業の宣伝活動を強める必要性を感じました。 ピュータ・ユニオン ソフトウェアセクション機関紙 ACCSESS 2018年3月 No.365 より ...
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